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fox.
■野干/射干
 「やかん」あるいは「やかに」と読む。狐の異称である。

 仏教とともに中国より入ってきた言葉で、日本における「狐に乗った茶枳尼天(ダキニテン)」は、中国では「野干に跨る茶枳尼天」として表されているところがその根元とか。
 で、中国で野干とは狐に似た外見で小型、木登りがうまく、狼に似た鳴き方をする獣をいう。さらにこの野干の概念は印度より、仏教とともに中国に渡っているらしい。印度での野干はジャッカル。

 ジャッカルは屍肉を喰らい、茶枳尼天もまた屍肉を食す。……と、茶枳尼天についてはまた別の機会に。

 因みに、能楽面の一つの名でもあり、「殺生石」などで狐の役に用います。見た目は狐っぽくないですが。
 あとはアヤメ科の花、ヒオウギの別称。山口県では絶滅危惧U類指定らしいです。


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