AREA513/contents.
fox.
■新しい靴を
 昔から「新しい靴を夕方におろしてはいけない」という俗信がある。

 これの言わんとしている事は「日が落ちてから外に出るのは危険。故に外出を控えましょう」ということ。「夜、爪を切ると親の死に目にあえなくなる」というのと同じである(夜は暗くて深爪するから。電気の普及以前発の俗信)。

 で、この俗信、伝わるところでは狐も絡んでいる。
「日暮れに新しい草履をはくと狐に化かされる」というのがそれなのだが、体験談ではなく避けるべき事にも狐が出てくる辺り、古くの狐観が窺える話だ。

 ちなみに、どうしても夕方新品を履かねばならないときは、靴底に灰をつけるなりと汚していくと大丈夫らしい。
 ……逆にそのまま履けば狐に化かされるかも、ってことですよね。
いいなぁ、化かされてみたいな〜。


Copyright (c) satukihitomi All rights reserved.