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■だんじりと稲荷
 岸和田だんじり祭。「けんか祭」としても名高い日本の祭だ。
 4トンもあるだんじりが街中を豪快に走り回り、時には民家の屋根など壊す様子も血肉沸き踊る参加者たちの熱気をかきたてる。岸和田の一年はだんじりとともに始まり、だんじりとともに終わるという。
 ……いえ、知りませんけど。どっかでそんなこと聞いたんで。

 と、そんな岸和田のだんじり祭。その起源をたどるとこれが稲荷に行き着いたりします。
 時は元禄14年(1701年)、岸和田城主――岡部長泰(第3代藩主)が城内の三の丸に京都伏見稲荷を勧請(かんじょう、神の分霊を他所に移しまつること)した。で、五穀豊穣を願っておこなった稲荷祭が現代のだんじり祭の起源だとか。
 当初も山車を引いて町中をめぐっていたという話です。その後は城内に山車を引き入れ、三の丸稲荷や岸和田城の鎮守にお参りをしたとか。
 で、このように城内に民衆を通すということは江戸時代には稀で、どこか現代の「人情の祭」に通ずるものを感じたり感じなかったり。

 あと岸和田の初期のだんじりの絵には、山車の先で逆立ちをする狐が見られます。


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